女ひとり旅のリスクとその対策!実行したこと考察

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こんにちは、国内外へのひとり放浪癖が止まらないコニタン(@koni_tama)です。

この記事を読んでいるあなたは「ひとり旅をしたことがある」、もしくは「ひとり旅に興味がある」という方だと思います。

さらに女性のひとり旅経験者であれば、危ない目にあった、面倒なことに巻き込まれた、という人もいるのではないでしょうか?

せっかくの旅だもの、やれる対策は講じて思い切り楽しみたいものです。
(何もしないで楽しめるのが一番ですけどね…。)

今回は、過去に“女ひとり”約1ヶ月海外周遊をし、約2年に渡り、バイクによるキャンプ、テント泊の旅(九州一周、日本縦断)をした私の経験から、「女ひとり旅」でのリスクやその対策、家族への説得方法?まで、考察や実際に行なっていたことをご紹介したいと思います。

白川郷を背景にバイクにまたがる筆者
悪天候や事故やハプニングも、自分で切り抜けるのが醍醐味

女ひとり旅は何が危険なのか

事故やハプニングにひとりで対処しなければならない、ということは前提として置いておいて、ここでは「生物学的性別として女性であることにより引き起こされる危険」について言及したいと思います。

そもそも、「私は別に、自分が女であるとか気にしないけど」という人もいると思います。ですが、これは「あなたが自分を女らしいと思うかどうかは関係なく、“他人があなたを女であると認識する”ことが危険だ」ということを念頭に置いておいてください。

いかに女性らしい風貌でなくとも、「女である」と思われた時点で、女性であるあなたは「生物学的弱者」と認識され、以下のようなリスクが跳ね上がります。
※あくまで一部の例
※勝手ですが筆者の旅の経験に基づいて記載しますので、海外=バックパックやスーツケース旅、国内=キャンプ、テント泊旅を想定とします

海外(バックパックやスーツケース旅を想定)

  • 性犯罪
  • 盗難
  • ぼったくり
  • 押し売り
  • 誘拐
  • ストーカー

国内(キャンプ、テント泊旅を想定)

  • 性犯罪
  • 盗難
  • ストーカー

ここに挙げたものはあくまで例ですが、実際に「私が経験した」「女ひとり旅仲間が経験した」ことも含まれます。

物騒なもののオンパレードですね。

では、これらに対策はあるのでしょうか…?

対策

海外(バックパックやスーツケース旅を想定)

ローマの町並
非日常な風景につい浮かれてしまうけど、警戒は怠らず
  1. できるだけ地図を持たない、見ない
    →地図を広げてキョロキョロしているのはいかにも「土地勘のない旅行者」。優しいふりをした良からぬ人が声をかけてくることも!見るならこそっと、さっと。
    私は必要な箇所の地図だけ本からページをちぎって、ポケットに入れていました
  2. なるべく手ぶらで歩く
    →荷物が多いと、機動力のない旅行者だと思われます。できるだけコンパクトに、荷物少なく颯爽と歩きましょう。気分は地元民です。
    (地元民になりきっていたら、他の旅行者から道を聞かれたことがあります。)
  3. 話しかけられてもすぐに返答しない。一旦断る。
    →これは私のマイルールだったのですが、人当たり良く返答しながらも「話しかけてくる人は全て一度疑う」ということ。自分から相手を吟味して話しかけるのはOKとしていました。
  4. ゲストハウスの従業員などでも疑え
    →実際にあったのですが、ゲストハウスの優しそうなフロントスタッフが街を案内してくれると言って、女性客を酔わせ、性犯罪目的で家に連れ込もうとする危険人物でした。腕を掴まれて引き込まれそうになって、何もない部屋の真ん中に布団だけが見えました。(?!)
  5. お金は分割して持つ
    →お金を差し出して逃げることになった場合や、スリにあった場合に、一方は残しておくことができます。
  6. 下着は地味で色気のない、最悪捨てても良いようなどうでも良い物を
    →長期であれば、旅中は洗濯する機会や干す機会があると思います。そんな時何らかの拍子に、洗濯中の下着が見られてしまっても、あまり「そそらない」ものを極力使いましょう。
  7. 貴重品は上着の下に身につける
    →薄いボディバッグなどに、パスポート、財布などの貴重品を入れ、すぐに取られないよう持ちましょう。
  8. カバンは「たすき掛け」で身体の前で持つ
    →とっさに取られることを防ぐために、肩掛けなどではなく、「たすき掛け」できるカバンだと良いですね。ファスナーなどでしっかり口を閉じれるのもなお良しです。
  9. しっかりと「NO」を伝える
    →押し売りや、ぼったくり、「一緒に行かない?」というような異性の同行願いなど、少しでも引っかかったら、はっきりとNOを言う強さが大事です。

国内(キャンプ、テント泊旅を想定)

筆者のキャンプ風景
ソロキャンプだからこそ心置きなく楽しみたいですよね
  1. 寝る際はテント内に全ての物を入れる
    →ついつい物を広げたままテント内で就寝するキャンパーをよく見かけますが、アウトドア用品は中古でもよく売れるため、盗難が相次いでいます。外においたまま寝るなんてもってのほか。「取られて困るようなものはないし」「高価なものはないし」と言っても「無防備さ」を周知しているようなものです。できるだけ、前室、インナーの中へ片付けましょう。動物が荷物をあさりに寄ってくるのも防げます
  2. 街が近いキャンプ場ほど警戒
    →ガチキャンパーしか来ないような山奥の野営場より、アクセスの良い街に近いキャンプ場の方が人も多く「お気軽キャンプ」でつい気が緩みますが、盗難や不審者に注意です。
  3. 下着は地味で色気のない、最悪捨てても良いようなどうでも良い物を
    →「海外」の欄と同じ理由です。
    ちなみに私は旅中全てユニクロのブラトップにしました。乾きやすいし、ブラなんて超かさばるものが無くなるし、色気は(多分)無いし、旅にちょうど良かったです。
  4. テントのインナー、フライにワイヤーキー(ダイヤル式)を取り付ける。
    →やむを得ず、テントを張ったまま出かけるときはワイヤーキーをして出かけます。
    鍵を無くさないように、ダイヤル式のものだと便利です。
    また、寝る際はインナーに内側から鍵をして寝ます。
    鍵をしておくことで、もし最悪テントを破くという行動に出られても「すこしは手こずる」のでその上で何かしら迎え撃てるだろうという想定です。
    また、刃物などを護身用にすぐ出せるようにしておくのもありだな、という想定をしていました。全ては「想定しておく」ことが大事…。
  5. しっかりと「NO」を伝える
    →一緒のキャンプ場で共に過ごし仲良くなる人がいたりするのも、旅の楽しさですが、翌日も行動について来ようとしたり…。少しでも嫌なことははっきりとNOを言う強さが大事です。ひとり旅の前提条件ですね。

家族への説得

筆者のキャンプ風景
女ひとりで、野営なんて、そりゃ他人は心配ですよね。

「女の子がひとり旅なんて!」「大丈夫か」「娘になにか遭ったら…」「旅行はいいけど、ひとりでだけはやめなさいね」学生時代に初めて「ひとり旅」をした頃〜今まで、実際に言われた言葉の数々です。

うちは特に過保護だったので、もう大騒ぎ。

そりゃそうです!心配しない親、兄弟はいないと思います。当たり前の反応です。

ですが、「やってみたい好奇心」は誰にも止められません。ここでやめられる人はこの記事を読んでいませんよね。

私の場合は「ひとり旅をしよう」と決めてしまった後の「事後承諾ではなく事後報告」なのですが、下記のようなことをしています。

  1. 出発前、上記などの「考えられる対策」は、十分に行なっていることを伝える。
  2. 出発後、明日は●●へ向かう など予定地はその都度伝える。
  3. 出発後、今日は●●で泊まる(キャンプする) など滞在場所を伝える。
  4. 出発前、行き先未定の旅でない場合は、計画書を家に置いてゆく。
    →計画書には、その日ごとの滞在先と連絡先、予定経路などを記載
  5. なによりも無事に帰宅することが信頼になる。

当たり前のような内容ですが、おかげで旅に出ようとしても「まぁ、あなたのことだから、ちゃんとしているだろうけど」と言われるようにはなりました。(やっぱり心配はされます)

ちょっと意識過剰なんじゃないの?という内容になっちゃいましたが、実際にたくさんのひとり旅をしてきて、トラブルも多数ありましたし、見聞きしてきました。

女ひとり旅は気をつけるに越したことはありません。

もちろん、対策をした上で、偶然の出会いを楽しみ、気ままな旅を楽しむことは多いに可能です!

キャンプ場で出会った人々と乾杯する筆者
毎日のように、偶然の出会いを楽しみました

せっかく旅にでるのだから、周囲にも理解してもらって、気持ちよく出発したいもの。

十分に対策を行なった上で、楽しい「自分だけの旅」にしましょう!

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