みなさんこんにちは。
登山用とツーリング用のキャンプ用品がダブルで増えていって困っていますコニタン(@koni_tama)です。
さて、キャンプ歴4年ほどにはなるのですが、いまだにいつも困るのが小物やランタンの置き場。
テーブル上は、調理に必要なクッカーやバーナー類にスペースを割きたいですよね。
今回、ハンガーラックを購入したことで、ようやくこの問題と決着がつきそうなので
私と同じように悩んでいる
- キャンプ中に小物をよくなくす
- ランタンの吊るし場所に困る
- 食事中、小物や調味料をさっと出したいがテーブル上がいっぱいで地面に置きがち
な人たちに向けてレビューをしたいと思います。
結果だけ読みたい人は目次からどうぞ。
今までの試行錯誤
そもそも、私は「寝床となるテントやシュラフなどには大金を使うが、小物にはケチる派」「二役以上するギアが好き」なので、ただの棒なのにやたら高い「正規のランタンポール」を買うつもりはさらさら無いのです。
そこで、まず始めたのがこちら。
「ポール用ランタンハンガー」
安くて何本も持ち運べるので、6本ほど持っていました。現地で良い感じの枝を見つけては、地面に刺してランタンハンガーをつけたり、直接樹にランタンハンガーをつけたり。
メリット:ランタンだけでなく上着や鞄などもかけられる。
デメリット:ポールの役割を担う、耐久性のある高さの手頃な枝や樹を探す必要がある。用途に合わせてランタンハンガーの本数が必要になる。
あまり不便はなかったのですが、欲張ってもっと便利にしたいと考えました。特に、落ちている枝を利用する時に、地面に固定する手間を省きたかった…。
そこで次の応用編がこちら。
「パラソル用ペグ×ランタンハンガー」
これなら、現地で良さげな枝を難なく地面に挿せそうだ!と使い始めました。予想通り、太さがさまざまな枝を挿せますし、このペグ自体に50cmもの長さがあるので短い枝を延長することもできました。そこにランタンハンガーを使って、雰囲気の良いランタンポールの出来上がり!
メリット:大抵の枝をランタンポール化することができる。
デメリット:でかい。持ち運びに少々困る長さ。
結局、私はキャンプの手段がバイクである以上、「収納時横幅の小ささ」は欠かせないのだと身に染みたのでした。
そして次に行き着いたのが、こちら。
「カメラ三脚×ランタンハンガー」
当初の憧れは、「枝を現地調達して使うこと」でした。ワイルドでかっこよく無い?という浅はかな一心で使いたいだけだったのですが、上記の試みののち、不便さから早々に諦め。不恰好ですが、後々買ったカメラ三脚を使うことにしました。
メリット:元々三脚用途で買ったものなので一石二鳥。ランタンハンガーも数本までなら装着できる。
デメリット:バランスを取る上でハンガーをかけられる本数は限られている。軽量化された三脚だと重さに弱い。三脚の形状からして、広がった脚につまづきやすい。
デメリットがもたらすプチストレスが積み重なり、結局次の一手を講じることに。
「おい、ここまできたら最初にランタンポール買って、ランタンハンガーたくさん付けたらよかったんやないか?」
「それに近い費用くらいはかかってないか?」
なんて意見は他人に言われるとダメージがでかいので、自分で先に言っておきますね。
ハンガーラック購入
上記のような紆余曲折あり、見た目が好き、枝を探さなくて良い、たくさんかけられて、小物も入れられそう、そんなポイントで選んだこちらの商品をポチっと。
スペック
組立時:H106*W 95.5*D57(cm)
収納時:6.5*7*44(cm)
重量:約700g
アルミ素材
小物収納袋2つ +フック6つ付き
翌日届いて早速使ってみましたところ…
「こりゃいいや!」という感想が口を突いて出ました。今までの全てのデメリットが吹き飛んだようです。最初からこれ買っとけよ…思わず、ここに行き着いたのも今までの試行錯誤があったからこそと自分を慰めました。
これを読んでいる皆さんは、試行錯誤せず、最短距離でここに行き着いちゃってください。
私の屍を超えてゆけ…。
メリット
高さがちょうど良い
枝や樹だと、ちょっと低かったり、高いので椅子から立ち上がらないといけないことが多かったのですが、これは丁度良いです。座ったまま吊るしたものを扱えて、ランタンの灯りも遠すぎず低すぎず。
付属の小物入れが便利
意外と生地も厚く、縫製もしっかりしていて、キャンバス生地に似ていました。ポケットも細かく分かれており、なおかつ大小の区別があるので、小物を整理して入れられます。
ポケットの「小」はかなり小さいので、カトラリーや火吹き棒、ガストーチなどに良さそうです。ただし、ポケット同士の重なりがあるので、厚みのあるものはずらして入れる必要があります。
重さにも耐えられる
みたところ造りはしっかりしており、アルミフレームも丈夫。公式表記は10kgまで耐えられるそうなので、ちょっとした上着をかけることもできそうです。
収納時サイズがコンパクト
収納サイズが幅44cmと他のメーカーに比べて小さかったのも決め手の一つでした。バイクに載せるなら、幅の短さは大事です。
デメリット
強風に弱い
強風時でテストしていないので、また後日追記しようと思いますが、一瞬強い風が吹いた際に、あっという間に倒れてしまいました。
写真の通り、重心高い上に吊るしているものが軽すぎたかもしれないですが、強風時はガイロープでペグダウン、もしくは重しを吊るすといいと思います。
(2021/06/15追記)
風にめっちゃ強かったです!!
前言撤回。
下記の量の重さがあれば、強風時も全く倒れませんでした。吊るせば吊るすほど、強そうです。
この日はキャンプイベントで、たくさんの出店ブースのラックが何度も倒れていたので、自分のテントサイトが気になってチラチラ確認していたのですが、とても頼もしい様子に安心しました。
ただ、押す力に関しては、下図の力の方向に弱いです。風の向きはその限りではありませんが。
安い分、素材もただのアルミなので、気をつけて扱いましょう。
よほど十数キロもあるようなものを吊るしたりしなければ大丈夫とは思いますが。
購入の際の選ぶポイント
似たような商品が多く出回っている昨今、選ぶポイントを明確に持っていた方が迷わなくて済むかと思います。
- 小物入れはあった方が良い
- フック数は多い方が良い
- 収納時サイズと重さを重視
- 自分のキャンプスタイルがローか、ハイか、高さを知る
- 両方のスタイルに対応できる、長さ調節可能なモデルもあります
「これは捗るわ〜!」なんてギアがあるキャンプは、それだけでるんるん気分になれちゃいます♪
今はキャンプギア戦国時代。価格も性能もピンからキリまであります。価格や売り文句に惑わされず、納得のいくものを見つけてより楽しいキャンプライフ送りましょう!
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