お久しぶりです(3年ぶり)‼︎
交通事故で3年間入退院を繰り返して治療中のコニタンです。
人生いろいろですね…。
広範囲デグロービング損傷(ググらないほうがいいです。熊外傷に似ている…)になり、形成外科と整形外科を反復横跳び。あまりにも入退院を繰り返しすぎてもはや何回入院したかもわからないのですが、おそらく手術回数は約20回くらいなのではないでしょうか。(半分は皮膚移植ですが、途中で数えるのやめました。)
しばらくこのアウトドアネタメインのブログを離れていたのですが、不本意ながら入院ライフハックとも言えるような知見が溜まってしまったので、この機にまとめてみようと思います。必需品は主に病院からの書類に記載があると思うので、「あったら助かる物」を補充してご紹介。
院内コンビニに売っているものも多いですが、結構高い。事前に知っていたら「百均で買えたのに!」という余計な出費を防げます。
また、あってはならないですが、アウトドア仲間は結構怪我が多いのでせめて誰かのいざという時に役に立てばいいなと。
優先度別に分類していますので、飛ばしたい方は目次からどうぞ。
記事の最後にチェックリストとダウンロード用のリストを用意しているので、使ってみてください。
各種持ち物と推奨ポイント
怪我は突然のことなので、あまり自分では準備できないこともあるかもしれませんが、差し入れに持ってきてもらったり、家族の方に持ってきてもらう荷物として依頼するのに役立つかもしれません。
必需品
保険証(マイナンバーカード)
入院申込書
診察券
着替え
下着、靴下、シャツ、パンツなど。レンタルパジャマを利用する場合は必要ないです。入院期間にもよりますが、3〜5日分。私の場合は、院内でランドリーを使った際に乾燥機時間が短く済むように、必ず「速乾素材のシャツとパンツ」を持っていきます。足に装具などをする必要がある人は、まくったりしやすいようにゆったりしたパンツや裾口が広いショートパンツが良いですね。女性の場合ブラトップなどが楽です。パンツや下着にファスナーなど金具がない服が画像検査もしやすくて良いです。
余談ですが、私は速乾シャツを持って行こうとすると全て山小屋Tシャツになるのですが、院内でその山小屋を知っている人が声をかけてくれます(笑)
薄手のカーディガンなど羽織物
院内の空調は一定になっていますが、ベッドの位置によっては寒かったり。調節する薄手の上着があると安心です。ゆったりしたシルエットの方がレンタルパジャマの袖も通ります。
退院時の服
2週間以上の入院の場合、退院時には少し気候が変わっていることもあります。退院時のおよその気候をネットで調べて用意しておきましょう。
スマホやタブレット、PC
外部との連絡手段、娯楽、仕事に必要なメディア機器。パソコンの使用と通話はデイルームでと指定があったり、通信機器の持ち込みは許可制という場合もあるので、病院に確認しましょう。
イヤホン
時代はBluetoothイヤホンが主流ですが、病院のベッドに備え付けテレビを観る方は「ケーブル(イヤホンジャック)付きのイヤホン」を持参しましょう。ベッドのテレビは昔ながらの物が多いです。
充電器
上記のメディア機器類を持ち込むなら、充電器も忘れずに。案外忘れがちなのがスマートウォッチの充電器です。電池切れちゃってもいいよという方も多いかもしれませんが。
マスク
コロナ以降、共用スペースではマスクが必要なところが増えました。一応数枚持っておきましょう。面会者が持っていないというときも渡せます。
ティッシュ
ベッドから動けない時に手や顔、テーブルやちょっとこぼした食べ物を拭いたり、手が届くところに置いておきたいですね。
大判ノンアルコールウエットティッシュ(おしりふき)

「なんでおしりふき?」と思うかもしれません。大判のノンアルコールウエットティッシュでも良いです。ベッドから自由に動けないと、手を洗いに行ったり朝起きて顔を洗ったりが面倒だったりします。そんな時にノンアルコールウエットティッシュが活躍します。ノンアルコールとしたのは、無香料でノンアルコールの方が汎用性が高いからです。テーブルやコップ、顔、風呂に入れない時デリケートゾーンまで拭けます。「おしりふき」としたのは「大判」「厚手」「枚数が多い」「安価」だからです。ドラッグストアや100円ショップにもありますが、ウエットティッシュの並びではなく「介護用品コーナー」にあったりするのでご注意を。大丈夫です、ネーミングに目を瞑れば顔も拭けますよ★
歯ブラシ・歯磨き粉・コップ
パジャマのレンタルについている場合が多いです。レンタル品の歯ブラシは安価なタイプでかなりブラシが固めだったりします。こだわりがある人やレンタルしない人は忘れずに。
タオル
パジャマレンタルの場合はついていることが多いです。レンタルしない方は数枚あると便利。
シャンプー・リンス・ボディソープ
2週間以上の入院だと、トラベル用サイズは少ない場合もありますが、なくなったら院内コンビニで買いましょう。
髭剃り
男性は髭剃りを。T字剃り、電気剃り。
女性は生理用品
まだ生理予定ではないから…と思っても、入院のストレスで予定と違うことが起きることが多々あります。念の為持っておきましょう。
ビニール袋
着替えの汚れ物を洗濯するまで溜め込んだり、シャワーの後に濡れたバスセットを入れたり、人からお見舞いにもらったものを入れたり、2〜3枚大きめの物があるとGOOD。
薬
生理痛薬とかサプリなど、いつも飲んでいるものは持ってきておく。薬剤師看護師に知らせて、勝手に飲んだらダメです。
お薬手帳
最近はアプリで管理していることも多いですが、その場合は「アプリです」といいましょう。
現金
洗濯したり、冷蔵庫を使ったり、そのためにテレビカード(洗濯機も冷蔵庫もテレビカードで動く)を買わないといけなかったり、思いがけないところで現金が必要になります。かと言って、ベッドの貴重品ケース(鍵付き)はとても小さいのであまり多くの貴重品を持ち込むことは避け、少しだけ持っておきましょう。テレビカードは千円札オンリーだったりするので、自販機も想定して千円札と100円玉が多めだと便利。
あると快適度アップ
ここからが自分の入院生活での知見多めです。外科入院の場合、痛みや行動制限以外の意識は割と元気なので「ストレスを減らすもの」「気を紛らわせる」手段が複数あるといいなと思います。腕や足を固定されて身動きが取れない時間が長い…なんて時に、ちょっとした娯楽が精神を救ってくれますよ!!(実体験)
「ベッドに痛みと二人きり」はかなり辛いです。
耳栓
いろんな人が出入りし、夜も廊下からいろんな人の声や音が響いてきます。気になる方は耳栓があると良いですね。ちなみに私はいつもイヤホンで音楽を聞いています。
室内履き
病院内で脱ぎ履きしやすい靴があると便利です。スリッパは大抵の病院で転倒防止の為に禁止です。スリッポンやマジックテープを甲で留めるものなど「かかとが空いていない物」が推奨です。私は入院が長かったので、以下の商品を使っています。
スマホアーム
私はもうこれなしで入院できないです。テーブルやベッドの手すりにスマホアームをつけて、寝たきりでも顔面にスマホを落とす心配なくテレビ通話(個室でない場合は通常デイルームでの通話です。許可を得ましょう)したり、日課の英語勉強アプリを開いたり、映画を観たりできます。
締めすぎるとクリップが割れるので、締め過ぎ注意!!※2代目
重要なのが「テーブルなどを挟む部分」。ここのグリップ力がないと快適どころか逆にストレスになります。形状が「クリップ式」のものと「万力式」のがあるのですが、写真のような万力状の物が絶対に良いです。


綿棒
入院ベッドに長時間いると、注意が自分の身体に向く時間が長いのでいろいろ気になってきたりします。10本とか少しでいいのであると便利。
爪切りについて・エチケット用品での注意
爪切りは持ち込み禁止の場合が多いです。病院によるので、入院先に確認しましょう。また、禁止されている病院は看護師さんに依頼することで爪を切ってもらえたりします。
スキンケア用品
普段オールインワンゲルで済ませているほどスキンケアには疎いのですが…。院内は乾燥しています。ベッドから動けずおしぼりで顔を拭いてもいいですが、その後にちょっと保湿するものなどあるといいですね。また、入院ストレスで肌が荒れたりもします。
ヘアピン・ヘアゴム・ヘアバンド
長期入院など、だんだん髪が邪魔になってきます。院内美容室がある病院もありますが、気になった時に留められる物があるとストレス減。
洗濯洗剤
院内コンビニにもありますが、入院が1週間以上の場合は院内で洗濯することもあります。事前に用意しておくと安上がり♪

水筒
ベッドにお湯や水があるといろいろ便利。院内コンビニでカップ麺を買ったりした時や…この後記述しますが、喉が渇いた時、リラックスしたい時に。火傷はしないように!私は登山で使っていたサーモス山専(750ml)を使っています。
インスタントコーヒーやティーバッグなど
食事制限などがない場合に限りますが、気分転換に1番効きます。家中の「お湯で溶かす系」を持ってきてバラエティ豊かに、インスタントスープや昆布茶なんてしょっぱい系も入れておくとより楽しめます。コップは頻繁に洗いに行けないので、先述したウエットティッシュなどで拭います。
ちなみに私は昆布茶をふりかけとしてご飯にかけることや、味が薄いな〜と思ったおかずにかけることもあります。笑

荷物フック
ベッドからあまり動けない時、近い手すりに「よく使うもの」を入れた袋をかけて置けます。一つあると地味に便利。


院内で移動する時用のバッグ
シャワー室やデイルームに行く時、ちょっとした貴重品や着替えなどを入れて運ぶバッグがあると便利。この記事は外科入院想定なので、手や足が使えない・車椅子や松葉杖の時を想定して両手が空く&ものを取り出しやすい「斜めかけバッグ」がベスト。

本
kindleでも良いですね。時間を潰しがてらこの機会に積読本を消化しましょう。
クリップライト
病院の消灯は22時のところが大半です。普段の生活していると早い!もうちょっと本を読みたい…時に、コソっと読むのに便利です。(小声)
メモ帳・ペン
ちょっとしたメモ、思考整理や先生との治療方針など会話を書き留めたり。また、入院食は選択式になっている病院も多々あるのですが、用紙だけが配られるのでペンがあると便利です。
日持ちする常温保存可能なお菓子・ふりかけなど
食事制限がない人向けですが「好きなものを食べる」「自分で選んだものを食べる」というのは制限された生活内で結構な娯楽になります。ちょっとしたことですが、ストレスを減らす工夫ですね。ふりかけは気軽に入院食の味変ができて楽しいです。


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