みなさんこんにちは!真冬の長野県でもバイクに乗りたい!アウトドア大好きなコニタンです。
先日、ツイッターで「防寒着は何を使っていますか?」と質問があったのですが、語ると非常に長くなるのでブログにまとめようと思います。
実際に使っている道具や服装だけでなく、それらを購入し組み合わせるポイントなどもご紹介します!
※この記事は厳冬期(12〜3月)の長野県内ツーリングを想定した装備となります。
※平均的に気温一桁〜マイナス一桁でのツーリングを想定していますが、厳密に効果を測定したわけではありません。体感温度は人によって異なります。
※筆者は末端冷え性なので、その辺重視したアイテムです。
アイテムを選ぶポイントは?
おおよそ気にするべきなのは以下の3つ。
- とにかく風の侵入を防ぐ
- 電熱ギアを身に付ける
- インナーにハイネックは不要
ひとつずつ見ていきましょう。
1:とにかく風の侵入を防ぐ
つま先から頭のてっぺんまで、風の侵入を許してはいけません。少しの隙間があるだけで精神と体力はどんどん減っていきます。ブーツとパンツの裾の間、ヘルメットと襟口の間、グローブとアウターの袖口の間…。そんなところを特に埋めましょう。もちろん、アウター、パンツ、グローブ、ネックウォーマー、全て防風仕様を選びます。生地が風を通しては意味がない。しっかり風を防いでくれそうか、シビアな目で見極めましょう。保温だとか電熱がいいとか、そんなことよりまず防風!
2:電熱ギアを身に付ける
「なんだよ〜結局電熱ウェアかよ〜」と思ったアナタ。そうです、もはやそれ以外の選択肢はないのです。
なぜなら、ヒートテックのような汗を吸湿して発熱するタイプなどは、いくら重ねようが「バイクで汗はかかない」。カイロもいくら貼ろうが意味がありません(ハクキンカイロは除く)。ポイント1で空気の侵入を徹底的に防いだので、酸素が足りなくて発熱量が落ちるのです。帰宅後にカイロが本気出してきて「今更?!」となること必須です。
3:インナーにハイネックは不要
これは極論なのですが、インナーにハイネックを選ぶと、暑かった時などに体温調整しづらいという点があります。また、厳冬期用アウターはたいていハイネックなので、あまり首回りが分厚くなると運転の安全確認の妨げになります。ヘルメットと襟口の隙間を埋めるためにも「ネックウォーマー」は必須なので、首回りを温めるのは「アウターとネックウォーマーくらいでよい」と思っています。
アイテム一覧(衣類)
超寒い厳冬期ツーリング!着込みすぎたり、ぴっちりタイトでも運転中の安全性を損ないます。最低限、だけど厳重に防寒!そんな最低限のアイテムたちを紹介します。
靴下は二重履きが基本
インナー靴下はなんでもいいですが、アウター靴下は分厚い起毛で空気の層を作るものを。氷点下の長野生活で靴下二重の暖かさを知りました。もう戻れません…。
靴:ワークマン ケベック
動いている時の熱を「保温」するものって多いんですが、このケベックは「じっとしていてもつま先まで暖かい!」のでちょっとびっくりです。そして、バイクに使ってみてさらにビックリ。防風性能も高い!パンツの裾を入れて、靴の入り口を閉めるドローコードもついているので安心です。シフトチェンジで痛むかと思ったのですが、そこまで気になりません。安いので、もしダメになってもいいかな、という気持ちで過酷な環境に連れて行けるのがいいですね。
また、先ほどの靴下二重状態でも、履きやすいのが良いです。
手:防風グローブ
ワークマンの防風手袋と、テムレス02を使い分けています。
最初に述べた隙間風をなくす意味でも、できる限り手首の部分の覆いが長いものを選びましょう。いずれもドローコード付きなのでしっかり防風できます。
インナーボトムス:電熱パンツ
防風パンツの下に着ます。これを購入してから、冬のツーリングに一層強くなりました。生地自体が裏起毛で暖かいので、電熱スイッチを入れるのはたまにです。気になる点としては腰回りが特に暖かくて、ふくらはぎは少し熱量が少ない気がします。キャンプの時、シュラフを温めるのに最初だけ使ったりもします。
ボトムス①:ワークマンストレッチレインパンツ
防風性能が高いのと、ゆったりしたシルエットが、下に分厚いタイツや電熱パンツを履いても動きやすく気に入っています。
膝が立体構造、脱着可プロテクター標準装備、耐水圧:15,000mm 、透湿度:5,000g/㎡/24hとハイスペック。レインウエアという名前ですが、デニムの見た目がそう感じさせないので普段から履いています。
裾を閉めるファスナーもあるので、隙間風対策もバッチリ!
ボトムス②:Maxfritzウォームスクランブラーパンツ
maxfritzのウォームスクランブラーパンツはすごい。表地→フィルム→中綿→裏地の四重構造!
フィルムは透湿防水防風フィルムを採用※完全防水ではない。
なんといっても、中綿入りなのにこのスリムさが嬉しい。さらに裾にウインドシャッターで風が入ってこない!細身なので、電熱パンツをインナーに履くときは上記のワークマンレインパンツと使い分けています。
インナートップス:電熱インナーベスト
電熱ベストはいくつか試したのですが、こちらは「インナー」ベストというだけあって、セーターなどの下に着る用です。
インナーなので、アウタータイプの電熱ベストより肌に近くて確かな暖かさを感じます。弱で充分!また、いので、電源を入れないときは着ていることを忘れるくらい気になりません。アウターだと、暑くなったら脱いだりするのですが、それがないのでとても楽です。
さらに、スマホで電源、強弱変更ができるので、ライディングジャケットなどを上からいっぱい着ても快適操作!バッテリーを簡単に外して洗濯できるのも良いですね!
アウター①:CAMP7 SYMPATEXダウンジャケット
こちらは以前、Right-onさんのYouTube番組に出た際頂いたのですが、かっこいい見た目と機能性の高さに、バイク乗る日も乗らない日も毎日着ています。(ステマじゃないよ。マジでお気に入り。)
下に何枚も着込んでも苦しくなくて、バイクを降りてもおしゃれ。本格ダウン&防風しっかり。
【SYMPATEX(シンパテックス)とは】
https://right-on.co.jp/product/1000162003522?rt=true
どんな天候でも優れた快適性を保ちます。非常に高い防水性、防風性、浸湿性を誇りながらもイージーケアでお手入れが簡単。
ダウンの天敵である水に強い1着。CAMP7ブランドのフラッグシップモデルです。素材だけでなく、小物の持ち運びに便利なポケットが充実、袖口の内側がリブ袖になっており、冷たい風の侵入を防ぐ仕様にするなど機能性と質にもしっかりこだわったアイテムです。
表地は3層生地を使用(表側:ポリエステル90%,ポリウレタン10%、中層:ポリエステル樹脂加工、裏側:ポリエステル100%)
アウター②:POWERAGE FURライダース
これはバイクに乗り始めた頃からずっと着ている大のお気に入り。
- たくさんのポケット
- 裏のボアあったか+外せる=3シーズン対応
- 襟を立ててマフラー要らず
- 襟のファーも外せる
- 防風透湿防水(超撥水?)
- プロテクター標準装備(着脱可)
などなどメリットたくさん!こちらはMaxfritz同様、ちょっとタイトなので、下に電熱ウェアやライトダウンなどたくさん着込むときは上記のCAMP7と使い分けています。
首:防風ネックウォーマー ダイソー
ハイネックのアウターを着ようが、インナーをハイネックにしようが、ヘルメットとの隙間から必ず風が入ります。なんなら顔まわりも寒い。ということで、ネックウォーマーを鼻元までひっぱって着ることをお勧めします。バラクラバでも良いと思うのですが、頭まで覆うのは嫌だし、生地も薄めで厳冬期のバイクでは力不足に感じます。
こちらはダイソーの商品ですが、しっかり防風で素材も肌触りが気持ち良いので、厳冬期登山にツーリングにと活躍しています。
アイテム一覧(バイク用品)
手:グリップヒーター
2000円しないくらいの激安商品!ハンドルに巻くだけのグリップヒーターをつけています。これで一気に末端の冷えから解放されました。神。
手:ハンドルカバー
グリップヒーターときたら、ハンドルカバーはセットでしょ!ということで、自作しました。見ての通り、ダイソーの保温機能付きランチトートバッグです。マジックテープで着脱簡単!グリップヒーターと併用でこたつ状態に。
シャドウ400ではこちらを使用しています。↓
USBポート(出力箇所2つ)
さんざん電熱アイテムを紹介したのですが、もちろんUSBポートが必要です。基本的にロングツーリングが多いので、私には必需品。できれば2ポート以上、そしてバッテリー電圧がわかる「電圧計」がついているものが良いです。というのも、いくつも電熱ギアをつけて、「電圧が下がっていないか?」「乗り始めの電圧が低いのに高負荷な電熱アイテムをつけていないか?」など見て確認するためです。
USB延長コード ダイソー
電熱パンツなどは腰のポケット内部に、USBケーブルが付いており、そこからモバイルバッテリーなどで給電することを想定とした商品なのですが、ロングツーリングだとモバイルバッテリーじゃ帰りが不安。なので、USB延長ケーブルを使って、ハンドルにつけたUSBポートから直接給電します。
バイクを降りるときにそのまま歩き出して引っ張らないように注意!
おわりに
以上、厳冬期の長野県をツーリングする際に役立つアイテムたちでした。凍結には十分注意して、快適なツーリングを楽しみましょう!ツーリング後に塩カルを洗い落とすのを忘れずに!
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